パナヨッタ ・セオトキ-アテシュリ 女史について

父の思い出

ダスカロスは、仕事から帰ると、よく小さな娘のパナヨッタの手を取り、近くの丘を散策したそうです。そんな時、パナヨッタを横に座らせ、「パナヨッタ! 周りを良く見てごらん。何が見えるかい? 何を感じるかい?」と尋ね、最後にやさしく「何か、匂いを感じるかい?」と付け加えたそうです。

幼いパナヨッタは、その時から、小さな花の美しさと複雑さを探求し、蜜蜂が飛び回ることやこおろぎが集く音色を理解しようとしていたのでしょう。

 

ダスカロスは、パナヨッタに見ること、観察すること、意識を向けることを教えていたのでしょう。ダスカロスの生涯の情熱は、眠ったような意識状態の人々を目覚めさせることでした。ダスカロスは、幼い娘に野生の草花の本質を深く観察することができることを教え、その自然の生命の鼓動を娘の意識につなげようとしていたのかもしれません。それは、聖なる大天使たちの働きを知ることになるのです。

 

ダスカロスの教えとヒーリングが、広く人々に伝わるにつれて、ダスカロスの自宅裏にある“ストア”には、毎月何百という人々が尋ねてくるようになり、真理の探究者への指導とヒーリングに多くの時間を費やすようになっていました。父であるダスカロスの指導により、パナヨッタは自然に瞑想を誘導するようになっていました。そして、彼女は父の教えとその実践とのバランスをとりながら修練を積んでいきました。長年にわたり、父であるダスカロスと共に、平和なストアに集まり、いろいろなテーマの教えと瞑想を行なってきました。

 

このように、父であるダスカロスをサポートし「ヒーリングと真理の探究者の教え」を求める人々に惜しまず差し出してきた愛娘パナヨッタに、ダスカロスは教えと資料のすべてを委ねました。現在、パナヨッタ女史はセミナーや講演を通して、ダスカロスの教えとヒーリングを多くの求める人々に提供しています。また、ダスカロスが遺した偉大な資料を編纂し書物として私たちに提供しています。ダスカロスの生前のことばがありますので、下に掲載させて頂きます。

 

(上記紹介文の一部は、パナヨッタ著「光界への門」より引用しました。)

2009年2月 須々木 光誦

 

「私は娘であるパナヨッタ・アテシュリ・セオトキの手に、私の完全なライフ・ワークとその資料を彼女の意志により配布するすべての権限を委ねました。私は、パナヨッタにすべてのサークルに仕えるように頼みました。サークルの地位や位置付けに関するすべての決定はパナヨッタによってなされます」

 

スティリアノス・アテシュリス − ダスカロス