日々の内省

Daily Introspection Practice

 日々の内省は毎晩、眠りにつく前の、潜在意識に入りやすいタイミングで行ないます。ベッドに座ってもいいし、眠ってしまわなければ、横になっても構いません。

 

完全にリラックスして、4:4のパターンド・ブリージングを始めましょう。

まず、朝起きた時から順を追って、今日一日にあったことをすべて思い出します。一つひとつの出会い、出来事をもう一度見つめ直してください。この時、自分自身や誰かを責めることなく、客観的な第三者の目で見つめることが大切です。

慈悲と寛大な心をもって、自分自身に次のように質問しましょう

  • 思ったり感じたりすべきでなかったことで、思ったり感じたりしてしまったことは何か?
  • 思ったり感じたりすべきだったことで、思ったり感じたりしなかったことは何か?
  • 言うべきでなかったことで、言ってしまったことは何か?
  • 言うべきだったことで、言わなかったことは何か?
  • すべきではなかったことで、してしまったことは何か?
  • すべきだったことで、しなかったことは何か?

 内省の目的は、自分自身や他の人々を責めることではなく、ましてや賞賛することでもありません。ただ、公平な目で、自らの思考や行動を観察することにあります。その上で、気づいた点から自らの言動を改めるように努力しましょう。

 

 こうして内省を続けていくと、だんだんと自分自身を観察することに熟達していきます。そして、やがて道徳面においても、霊的、神秘的な人生の側面においても、成長を加速していることに気づくはずです。

 

(ナチュラルスピリット社版、ダスカロス著「エソテリック・プラクティス」より) このページのトップへ